新潟県・柏崎市・大泉寺(大清水観音堂)

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【 概 要 】−大泉寺(大清水観音堂)の創建は奈良時代持統天皇の勅願により泰澄(白山を開山した名僧)が開山したと伝えられています。平安時代末期の文治年間(1185〜90)には源義経が兄である源頼朝に追討され奥州平泉(岩手県平泉町)へ下向する途中に大泉寺(大清水観音堂)を立ち寄り武運長久を祈願したとも言われ、歴代領主からも庇護され、戦国時代には春日山城の城主上杉謙信、景勝等が参詣しに訪れています。現在の大泉寺観音堂(大清水観音堂)は永禄2年(1559)に落雷で焼失後上杉景勝の支援を得て天正7年(1579)に再建されたもので、桁行き3間、梁間4間、茅葺、一重屋根寄棟造りで当時の禅宗様建築を伝える大変貴重ものと評価され明治39年に国指定重要文化財に指定されています。又、大泉寺(大清水観音堂)の境内には室町時代建立とされる旧鎮守社の飯綱社本殿(一間社、流造、見世棚)が新潟県指定重要文化財に、観音堂と同様に上杉景勝が天正7年(1579)に寄進した仁王門(三間一戸、八脚門)が柏崎市指定有形文化財にそれぞれ指定されています。

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