新潟県・魚沼市・西福寺

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【 概 要 】−西福寺は天文3年(1534)に春日山城新潟県上越市)の城主で、関東管領、越後守護職として強大な勢力を築いた上杉謙信が芳室祖春大和尚を招いて開山したの始まりと伝えられています。当初は大和町にあり岩松庵と称していましたが元文3年(1738)に現在地に移り西福寺と寺号を改め再興されました。江戸時代に入ると天領に属し、そこを管理した桑名藩主松平家から庇護され、西福寺の本堂の大間の格天井には当時の藩主松平定敬の計らいによって菊の御紋の使用を許可されています。西福寺の本堂は享和2年(1802)に再建されたもので入母屋、銅板葺き、間口10間、向拝などなく禅宗様式を伝える建物で、内部の欄間には石川雲蝶(江戸の雑司ヶ谷出身、江戸彫石川流の彫物師、越後のミケランジェロ)が彫り込んだ彫刻、襖は狩野松州(狩野派)が描いた襖絵などがあります。西福寺の開山堂は完成まで約20年間費やされた安政4年(1857)に完成された建物で入母屋、茅葺、二重屋根、五間四面、総欅造り、一間の向拝屋根は唐破風になっていて欄間や蟇股、木鼻には石川雲蝶が彫り込んだ彫刻が施されています。内部の天井も透かし彫り極彩色で仕上げられた雲蝶作の「道元禅師猛虎調伏の図」が施され、その彫刻の素晴らしさから日光東照宮(栃木県日光市)と比べられ「越後日光開山堂」とも呼ばれます。西福寺の彫刻は新潟県指定重要文化財に指定されています。
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