魚沼市・佐藤家住宅(中門造)

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【 概 要 】−佐藤家は寛永7年(1630)頃に大倉村に土着し、屋号「仲屋」を掲げ、由左衛門を5代に渡り世襲した家です。佐藤家住宅は元文3年(1738)に建てられた農家建築で、木造平屋建て(1部2階建)、桁行14.2m、梁間7.2m、寄棟、茅葺、右側が大きく張り出し平面状はL型になっている中門造の形式を継承しています。中門造は新潟以北の日本海側に見られる形式でこの佐藤家は中門造としては新潟県最古の建物と言えます。又、大きさは中規模ながら中門屋根が入母屋で、でい(座敷)に天井が張られ、仕上げに鉋が使われていることなどから比較的格式が高い地位にいた事が推察されます。その他にも佐藤家住宅は柱や梁が太く、建物の前面に半間ほど下屋を出し雁木状にし、融雪池を設けているなど雪国ならではの工法や技術が見られます。佐藤家住宅の間取りは「広間三間取り」で「茶の間」、「でい」、「にわ」、「へや」、「うまや」で構成され江戸時代末期から江戸時代初期には集落の教育施設としても利用され「でい」は教室(畳)、「茶の間」は運動場(板間)、「へや」の2階が教務室(板間)として代用されていました。佐藤家住宅は昭和52年(1977)に国指定重要文化財に指定されています。
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