新潟県・阿賀町・五十嵐家住宅

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【 概 要 】−五十嵐家は阿賀野川支流、実川上流に位置し村の鍬頭をなど村の上役を歴任した上層農家でした。五十嵐家住宅の形式は特に日本海側の農家建築で見られる中門造りが採用されています。中門造りとは主屋の正面片側を大きく張り出し、平面的に見るとL字型をしています。張り出した部分は概ね土間で厩になっているのが殆どです。当時の馬は労働力として欠かせない存在で、日本海側のように雪深い地方では人馬の生活がより密接に関わり、冬季の間、囲炉裏や竈で得た暖気が厩に取り込めるような建築的な工夫が成されていました。五十嵐家住宅でもこれらの工夫が見られる一方、普請には会津地方出身の大工が参加するなど、会津地方と沿岸部地方の両方の特徴が見られるそうです。内部は「茶の間」を中心に8帖の「座敷」が2間あり「茶の間」の脇には「庭」と呼ばれる土間の作業空間が設けられています。五十嵐家住宅には普請帳が残されている事から宝暦8年(1758)に建てられた事や携わった大工の名前、当時の柱の数など明確で、意匠的にも大変優れている事から付属舎である上手蔵、下手蔵と共に国指定重要文化財に指定されています。

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