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【 概 要 】−明静院の創建は天平年間(729〜49)に行基が国分寺建立に尽力を尽くしていたところ、霊夢によりこの地に堂宇を建立し国分寺(五智国分寺)の奥の院とし開山したのが始まりとされます。明静院は最盛期には子院十一坊を持つ大寺院となり越後の霊場として信仰を集め歴代領主からも庇護されました。特に春日山城の城主である上杉謙信が深く帰依したことで境内には謙信の五輪塔が建ち、その供具料として元和5年(1619)に高田藩(本城:高田城)の藩主松平忠昌が12石の寺領を寄進しています。又、この地は出雲の大国主命(出雲大社の祭神)と越の怒奈川姫が結婚生活をし建御名方命(諏訪大社の祭神)が生まれたという伝説の場所で3神を祀っていた延喜式神名帳で記載されている阿比多神社が鎮座していたといいます。神社は宝暦元年(1751)の大地震で倒壊し岩谷の脇に再建されました。明静院寺宝の大日如来坐像は行基が自ら彫り込んだと伝承される鎌倉時代前期の作と推定される古仏(像高170p、カヤ材の一木造り)で国指定重要文化財に指定されています。 |
明静院(上越市):周辺の見所 |
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