新潟県・五泉市・正円寺

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【 概 要 】−正円寺は平安時代初期に日本の天台宗の開祖として知られる最澄により開かれたと伝わる古寺です。応徳元年(1084)に善慶上人により真言宗の寺院として中興開山し荘園主である六条院の庇護を受けました。正保元年(1644)に堀直吉が村松藩(本城:村松城)を立藩すると、堀家の祈祷所に定め、元禄5年(1692)には3代堀左京亮直利により観音堂が造営され、寺領100石が安堵されていました。正円寺の守護神として山王権現(現在の日枝神社)と神仏習合の形態を保っていましたが、明治時代の神仏分離令により双方が独立しています。天台宗の大本山である比叡山延暦寺の守護神が日吉大社である事から全国の天台宗の寺院にも山王信仰が浸透し、正円寺もそれに従ったと思われますが天台宗から真言宗に改宗した後も引き続き関係を維持していたと思われます。境内には正安2年(1300)や文保元年(1317)、元享2年(1322)、正慶2年(1333)など鎌倉時代から室町時代の銘のある五輪線刻塔婆(角柱状の自然石に五輪塔を線刻した塔婆、死者の供養の為に建立されたと考えられています。新潟県内で五輪塔を線刻したものは当地域に集中しており、注視されています。)11基が残されており昭和51年(1976)に五泉市(旧村松町)指定文化財に指定されています。越後三十三観音霊場第31番札所。蒲原三十三観音霊場第6番札所。

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正円寺(五泉市):周辺の見所

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